カードローンを利用する際に気になるポイントの一つが「金利」です。
カードローンの金利は「年利」で示されており、各カードローン会社によって金利が違ってきます。
年利は利息の計算に用いられ、年利が高いほど利息も高くなります。
この記事では、カードローンの年利について詳しく説明し、理解しておくべき重要なポイントをわかりやすく解説するとともに、金利年率をカードローン会社ごとに比較してみましたので、参考にしてください。
カードローンの金利(年利)とは?
カードローンは、銀行や金融機関から個人に融資される融資商品の一つです。
通常、借り入れたお金を分割払いで返済します。
カードローンは、急な支出や緊急の資金需要に対応するために利用されます。
そして、カードローンの金利とは、借入金額に対する利息の割合をパーセンテージで表したものです。
カードローンの金利は、「年利(年率)」で表されています。
金利の単位は年利の他に「月利(げつり)」「日歩(ひぶ)」がありますが、金融機関で取り扱っている金利や利子は、基本的に「年利」を採用しています。
カードローンの金利・年利における利息の計算方法
金利は年間における利息と融資手数料を示し、借りたお金の利用にかかるコストを評価するのに役立ちます。
年利は百分率で表され、通常、年間の利用コストを示します。
金利が年利で表示されている場合、利息を計算する方法は以下のとおりです。
利息 = 借入金額 × 金利 × 利用日数 / 365日
例えば、借入金額が10万円、金利が15%、利用日数が30日の場合、利息は以下のようになります。
利息 = 10万円 × 15% × 30日 ÷ 365日 = 1500円
年利による計算式のポイントは、1年の日数である365日で割算して、1日の利息を算出することです。
もし、金利が「日歩」を使っていれば、365日で割り算せず、利息を算出します。
利息 = 10万円 × 15% × 30日 = 450,000円
日歩15%で30日間お金を借りると、利息は45万円にもなり、とてつもない高額な利息になってしまいます。
したがって、年利か月利か日歩か?については、ローン契約する時点でしっかり確認することが重要です。
※実際にはこのような高額な金利は存在しません。この後に詳しく解説しています。
違法な金利設定は存在しない
現在の国に登録されている金融機関では、法律で決められた金利より高い金利は無効となります。
また、常識を超えた利息の設定は違法となります。
貸金業者が融資をおこなう場合、金利の設定は「利息制限法」に定められた金利を遵守しています。
第一章 利息等の制限(利息の制限)
第一条 金銭を目的とする消費貸借における利息の契約は、その利息が次の各号に掲げる場合に応じ当該各号に定める利率により計算した金額を超えるときは、その超過部分について、無効とする。
一 元本の額が十万円未満の場合 年20%
二 元本の額が十万円以上百万円未満の場合 年18%
三 元本の額が百万円以上の場合 年15%
参考 ・利息制限法について
高い金利でも、「年20%」となっています。これは年利です。日歩に直すと、365日で割った約0.05479%となります。この数字が、貸金業者が設定できる最大の金利です。
なので、先ほどのように「日歩15%」といった金利は有り得ないので安心してください。もし、年20%以上の金利設定をしているローンがあれば、それは闇金と呼ばれる違法な業者であり、お金を借りてはいけません。
参考 ・闇金業者について|日本貸金業協会
各金融機関のカードローンの金利年率について
カードローンの金利は、カードローンを提供する会社ごとに異なりますが、利息制限法によって上限は年利20%までと決められています。
融資額によっても金利は異なり、融資額が小さいほど金利は高く、融資額が大きければ低い金利が適用されます。
実際に金融機関で扱うカードローンの金利(年利)は以下のとおりです。
金融機関 | 金利(年利)幅 |
---|---|
プロミス | 年4.5%~年17.8% |
アコム | 年3.0%~年18.0% |
レイク | 年4.5%~年18.0% |
SMBCモビット | 年3.0%~年18.0% |
バンクイック | 年1.8%~年14.6% |
楽天スーパーローン | 年1.9%~年14.5% |
三井住友銀行カードローン | 年1.5%~年14.5% |
JCBカードローンフェイス | 年4.4%~年12.5% |
金利の見方と選び方のポイント
カードローンの金利は上記のとおりです。金利には「幅」があります。
これは、「借入限度額が大きいほど金利が低い」ため、小さい数字で示された金利は、借入限度額が最高で契約した場合に適用されやすい金利です。
最高借入限度は金融機関によって違いますが、約500万円~1000万円くらいの幅があります。
いずれにしても、初めてカードローンを利用する方や、年収が1000万以下の方は、このような高額な借入限度額で契約できる可能性は低いため、通常は数字の高い金利を比較して選ぶとよいでしょう。
また、期間限定で金利の引き下げプランがあるカードローンもあります。
金利の引き下げプランを利用すれば、一定の条件を満たすことで金利を下げることができますので、比較する際は検討材料として取り入れるのがおすすめです。
まとめ
カードローンの金利は、基本的に年利で表示されています。
カードローンを利用する際は、利息の計算方法を使って、年利で計算して利息を算出してください。
金利は借入金額や利息の計算に大きく影響します。カードローンを利用を検討している方は、金利を比較して自分に合ったカードローンを選ぶようにしましょう。
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